twitter頻出裁定集

お久しぶりです、alphaです。

 

今回は公式twitterに質問されている中から運用上重要と思われる裁定を抜粋して解説していこうと思います。

 

twitterでは検索が面倒なため、少しでも皆様の理解に役立てて頂ければ幸いです。

 

1.APEXキー

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最近の使用率上昇からコストについての質問が多くなっています。

 

・スペル使用時のコストはどう決定するの?

エクシードで使用するスペルのコストは以下の手順で決まります。

  1. カード左上に記載されているコストを2倍
  2. コスト増減効果の使用、合算
  3. 1-2で支払うコストの算出

処理上は1と2は同じであるが、先に表記のコストを2倍にした方が混乱は少ない。

 

ウィクロスにおいてコストの変更は追加されたコストとは別で計算されるため『コストを0として使用できる』場合、印刷されている本来のコストが0になります。

しかし、他の効果で追加された分は残るため、実際には本来のコスト分が残ります。

 

・最下段のバニッシュ効果のタイミングは?

スペルの処理が終了後に解決

 

・スペルの使用が制限されている場合は?

指定されている制限を満たしたスペルは使用できない。

例:対戦相手がミュウ=フリーで場にチャームが1枚ある場合、コスト1以下のスペルをエクシード能力で使用することは出来ない。

 

 

 

2.シュミット

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出現時能力を躊躇わせるためハナレでの採用率が高いカード。

シュミットが場にある時、出現時効果をもつシグニが出てもハンデス効果が発動しない場合があります。

例を挙げ、整理してみましょう。

 

・対象が居ない等で解決が失敗する状況

例:リンゼ等の解決条件が設定されている場合

出現時に発動後、条件をチェックして条件を満たしていない時は解決に失敗します。

しかし、発動はしているのでシュミットでハンデスできます。

 

・前提条件が設定されている場合

例:ダゴンの『トラッシュから場に出た場合』

前提条件が設定されている場合、『トリガー条件を満たして居ない』場合はトリガー自体が行われません。

そのためシュミットの効果は発動しません。

 

『トリガーしたが、解決に失敗する』か『トリガーが行われない』かで結果が大きく変わります。

すべての出現時効果において有効とは限らないので注意が必要です。

 

 

3.能力を失い、新たに得られない

特に『新たに得られない』と『効果を受けない』の相互作用についての話をしようと思います。

・効果を受けないについて

『効果を受けない』を持っているカードは以下に記す効果を無視します

1.パワーやテキストに対する修正

2.領域の移動

3.状態の変更

 能力を失わせる効果は1番に該当するので、効果を受けないカードに対しては影響を与える事が出来ません。

 

しかし、『新たに得られない』は上記3つのどれにも含まれないため場合により能力を失わせるのと似たような事が発生します。

例1:幻獣 アカズキンの場合

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アカズキンはレベル5の時、自身の効果に因って『アタック時、正面のシグニをバニッシュする』(以下効果A)と『対戦相手の効果を受けない』(以下効果B)を得ています。

この時、対戦相手の『能力を失い、新たに得られない』を受けると、効果を受けないので『能力を失い』は無視されます。

しかし新たに得られないにより効果Aと効果Bを得る事が出来なくなりますので、結果的にレベル上昇効果とパワー修正だけが残り

レベル5、パワー16000、他効果無し

の状態になります。

 

例2:先導の堕天使 シェムハザの場合

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場にある時、自分の全ての天使にルリグ効果耐性と『アタック時、1体バウンス』を与えるタウィルのエース級シグニです。

このシグニが『最幸の巫女 ユキ』のエクシード1

『ターン終了時まで、対戦相手のシグニ1体は能力を失い、新たに得られない。』

を受けた場合

 

ルリグ耐性を与える効果はテキストを与えている訳では無いので残りますし、能力を失わせる事は出来ません。

しかし『アタック時、1体バウンス』は自身の効果で得ているので『新たに得られない』により結果的に失います。

それでも、シェムハザは効果を失っていないので、他の天使は『アタック時、1体バウンス』効果を与えられたままになります。

 

・新たに得られないで得られなくなる基準

基本的にはテキストに『~を得る』と記述されているかどうかが重要です。

しかし、効果によって『持続的に与えられているか』『一時的に得ているか』で結果が変わる事になります。

持続的に与えられている時、能力を得た後に新たに得られないが適用された場合は結果的に失います。

一時的に得ている場合、後から新たに得られないが適用されても得た効果を失う事はありません。

 

私は個人的に『ライト型』と『スタンプ型』と呼んでいます。

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ライト型、スタンプ型イメージ

ライト型の例

深淵との契約 ジルドレイ(アサシン付与)

レイヤーやアクセによる効果付与

 

スタンプ型の例

ライズ時、ライズ先への効果付与(オイチ、ユリカマ等)

アーツやスペルによる付与

 

 

今回はここまでとします。

これからも重要と思われる裁定については溜まり次第アップしていきたいと思っています。

今回挙げたもの以外でも処理が不明なカードや効果があればtwitterにて質問を受け付けていますので気軽に連絡下さい。

イノセンスについては勘弁して下さい、調べれば調べるほどわからなくなります。現状、効果で得ていないランサーが無効になる理屈を理解できません。)

 

皆様のデッキ構築やプレイの助けになる事を願っています。